ゲーミングPCをクラウドに作る 手順編

AWSのEC2を利用したゲーミングPCの作成方法をご紹介します。


概要や、料金などについての記事はこちら


ZeroTierにサインイン

https://www.zerotier.com/ のloginからアカウントを作成するかGoogleアカウントでログインします。

https://www.zerotier.com/download.shtml からZerotier Oneをダウンロードし、インストールします。

ZeroTierのWebにログインし、ネットワークを作成します。

作成したネットワークに入りましょう。

自分のマシンのZeroTier Oneをオンライン状態にします

ZeroTierの設定でIPを自動取得する設定を入れておくとよいでしょう。

自分のマシンを接続可能な状態にしておきます。

自分のマシンのZeroTierから「Show Networks」を参照しOKになっていれば準備完了です。

 


Parsecにサインイン

https://parsecgaming.com/ のStart Playingからアカウント作成をしましょう。

https://parsecgaming.com/downloads からParsecをダウンロードしインストールします。

インストールされたParsecを起動し、ログイン状態にしておきましょう。

 


AWSへ利用登録

ある程度AWSを利用したことがある人向けに書いていますが、初めての方はAWSが使える状態にしましょう。クレジットカードの情報が必要です。

マシン(インスタンス)などを上げっぱなしにしていると、それだけ料金がかかるので気をつけてください。

 


Spotインスタンスをラウンチする

EC2を立てましょう。ケチなのでSpotインスタンスでセットアップしますが、遅いのも嫌なので、t2.mediumのスポットインスタンスを作ります。

以下のように検索すると、最新のAMIに辿りつけるでしょう。

「2016 Base Japanese 2018.06」などと検索すると最新の2016が出てくるかと思います。

EC2 > Spot Requests > Request Spot Instancesの順でスポットインスタンスのリクエストを作成していきましょう。

先程メモしたAMI ID、インスタンスタイプは「t2.medium」、追加ディスクでsc1の500GBディスクを指定しました。

セキュリティグループは自分のネットワークからの3389だけ許可しておけば良いでしょう。

C:ドライブに30GB(gp2), D:ドライブに500GB(sc1)を指定しましたが、どのストレージが安くて、マッチしているかチューニングが必要ですね。

Steamのゲームを保存するディスクはシーケンシャルアクセスが主だと思いましたので「sc1」を選びました。

 


OSの基本セットアップ

ここからはラウンチしたEC2へRDP接続を行い設定していきましょう。

OSは起動と同時に自動でログインする設定を行うのは必須です。

  1. OSパスワードの変更
  2. ディスクの初期化、D:ドライブとしてマウント
  3. Windowsの自動ログイン
    →cmdより「netplwiz」を起動、「ユーザーがこのコンピュータ…」のチェックを外す。
  4. OSの時刻設定
  5. Chromeのインストールもしておきましょう。

 


リモートマシンへZeroTierのインストール

これが完了すれば、自分のマシンとEC2がローカルIPで直接通信できるようになります。

  1. 起動したAWSのリモートマシンへZeroTierをインストールします
  2. リモートマシンのChromeから https://my.zerotier.com/ へログイン
  3. リモートマシンのタスクバーのZerotierアイコンからメニューを出し、Network IDを入力してJoinする
  4. https://my.zerotier.com/network から状態を確認する
  5. 一旦、RDPを切断しましょう
  6. Zerotierで割り当てられたローカルIPへRDP接続する
  7. 接続できれば接続確認も出来たということになります

 


リモートマシンへParsecのインストール

Parsecはほとんど設定がありません。簡単でよいですね。
二段階認証は有効にしておくといいですね。

  1. インストール後、Parsecを起動しログイン
  2. HOSTから、ENABLE HOSTINGを選択
  3. 自分のマシンのParsecを開き、AWSのマシンが表示されている事を確認

表示されていれば準備完了です。

 


リモートマシンへTightVNCをインストール

https://www.tightvnc.com/download.php から64bit版をダウンロードしてインストール

特にそのままインストールすれば良い。パスワードは両方入力する。

自分マシンがWindowsであれば、同じくTightVNCをインストールしてZeroTierのローカルIP経由で接続してみましょう。MacはデフォルトでVNC接続できますね。

VNC経由で接続できればOK

 


Steamをインストール

普通にインストールします。

D:ドライブに「steam」などフォルダを作成する

Steamの「表示」→「設定」→「ダウンロード」からSTEAMライブラリフォルダに「D:\steam」を指定し、デフォルトフォルダに設定する。

ゲームを1本ダウンロードしてみる。

 


設定を保存

ここまでで大体の仕込みは完了です。AMIを取りましょう。

AMIが取れたら、Spot Requestをキャンセルして停止し、t2.mediumのインスタンスもTerminateしましょう。

 


GPUインスタンスで起動する

最初にSpotインスタンスをリクエストした要領で、先程取得したAMI ID、インスタンスタイプには「g2.2xlarge」を選択します。

起動したあとの作業はVNC経由で作業をします。RDPではもう接続しないので、セキュリティグループも閉じて良いでしょう。

EC2への(IN)外部からの接続は完全に閉じて大丈夫です。安心ですね。

 


Nvidiaドライバーをインストール

リモートのマシンにて、http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp からグラフィックカードのドライバをダウンロードします。

以下の選択でダウンロード

製品のタイプ: GRID
製品シリーズ: GRID Series
製品ファミリー: GRID K520
オペレーティングシステム: Windows Server 2016
言語:Japanese

ダウンロードしインストールします。デフォルトのインストールで良いです。
今は再起動しなくて良いので「あとで再起動」を選択。

 


グラフィックデバイスの設定

デフォルトで組み込まれているグラフィックデバイスを無効にします。

デバイスマネージャから「Microsoft基本ディスプレイアダプター」を無効にする

OSを再起動しましょう

タスクバーにNvidiaコントロールパネルのアイコンがあるので、そこからを起動します。

PhysXの規定の構成をGRID K520にします。

解像度の設定を行います。1920×1080で設定しました。

 


Parsecで接続

いよいよ、Parsecで接続します。今まで、RDP, VNCから比べるとグリグリ動きますよ。

自分のマシンのParsecからPlayを選択し、リモートの画面が出ればOKです。

Steamからゲームを起動してみましょう。

動きましたか?

まだ音は鳴りません。大丈夫です。

 


サウンドの設定

サウンドデバイスがありませんので、バーチャルサウンドデバイスをインストールします。「vb-audio」というとてもありがたいソフトウェアがあります。

  1. リモートマシンで https://www.vb-audio.com/Cable/ からダウンロードする
  2. VBCABLE_Setupをダブルクリック、「Install Driver」を選択
  3. OSを再起動します

Parsecで接続すると自分のマシンから音が出ているはずです。

 


コントローラも使えます

私はXBOX360のワイヤレスコントローラを使用しています。

初めから自分のPCやMacで使用出来ていればParsecでも使えます。

 


終了/起動操作

終了
AMIを取得してからスポットリクエストを終了させる

起動
前回取得したAMIからスポットリクエストする

 

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